5月の畑

今月のハイライトは何と言っても春ジャガイモの収穫です。品種は僕の好みで、煮崩れしにくい「メークイン」とコロッケやポテトサラダなどに向くホクホク系の「キタアカリ」の2種類です。これらを「超浅植え」と言う栽培方法で植え付けました。黒マルチを押し上げてくる芋の芽を出してやれば、後は収穫まで待つだけと超楽チン。

収穫は茎を鎌で刈り取り、黒マルチを剥いでゆくと芋が土の上にゴロゴロ転がっていて、掘ると言うより拾うと言う感じでの収穫です。仕上げは茎の根本をスコップで刺しあげ、残さず採り尽くせばOK!

因みに、この栽培方法は現代農業の2013年3月号に紹介されているのを見て知ったもので、福井の三上さんと言うお百姓さんが考案されたものです。

1月〜3月にかけて育苗してきた夏野菜の苗が定植の時を迎え、空き畝が目立っていた圃場が徐々に賑やかになってきました。その中でも甘い実を付けてくれるミディートマトやトウモロコシの成長が楽しみです。

また、収穫する野菜も増えてきました。振り返ると4月から収穫を始め、ホウレンソウ、コマツナ、小かぶ、ビーツ、ダイコンを採りました。5月になるとニンニクの芽、ラディッシュ、ロメインレタス、ニンジン、ブロッコリー…。この先も賑やかに!

来月上旬に収穫する予定のニンニクですが、先月までは順調に生育していると思っていたのに、今月に入ってからサビ病が一気に拡大しました。登熟度合いが心配です。同じ時期で収穫する予定のタマネギも除草作業が回せず、草の勢いに負けて、埋もれさせてしまいました。

9ヶ月をかけて栽培してこの様な状況にしてしまい悔やんでも悔やみきれません。


こちらの思いなど関係なく、露地野菜はお天道様次第で成長し、収穫期を迎えます。もし出荷ができない状態であれば…と、心配もしました。しかし、出荷先の直売所は5月7日から再開。マスクをつけて入店し、売り場に陳列しています。お客さんも緊急事態宣言解除後は少しづつ増えてきている印象ですが、ようじん、ようじん。


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