気温はどんどん下がり零下になる日も多く、16日には積雪10cmを見ることに。この冬は寒くなりそうです。
そんな中、今月はニンニク、タマネギとザーサイに追肥し、長ダイコン(三太郎)と丸ダイコン(聖護院大根)、それにキクイモを収穫することが主な畑での作業でした。
多忙を極めたのは出荷・調整作業です。ダイコンはサイズも大きく、重いので、タワシで擦って土を落とし、よく洗って水を切るのが大変です。キクイモは生姜のような歪な形に土が食い込み、それをシャワーで洗い流すので、時間も水道代もかかります。
洗い場の周囲の地面が濡れてベトベトにぬかるむのを防ごうと、1袋25kgの砕石を10袋、一輪車でエッチラ、オッチラ運んで敷き詰めました。腰から悲鳴が聞こえてきます。
カッチンガーデンの農作業全体を振り返ってみますと、5月に1週間程度直売所が臨時休業となった他は「手洗い」「うがい」「3密を避ける」という新しい生活習慣こそ励行していますが、誰もいない畑で何時もと変わらぬ生活を送っています。
特に、直売所に出荷した実績品目を通して、年初に立てた栽培スケジュールがどのようになったのかご紹介して締めくくりたいと思います。
<2020年の直売所出荷実績品目>
01月 サツマイモ。キクイモ。ラディッシュ。
02月 キクイモ。
03月 ホウレンソウ。コマツナ。カブ。
04月 ホウレンソウ。コマツナ。カブ。ビーツ。ダイコン。
05月 ニンニクの芽。ラディッシュ。レタス。ニンジン。ブロッコリー。ジャガイモ。
06月 ジャガイモ。ニンジン。レタス。
07月 タマネギ。ニンニク。ラッキョウ。キュウリ。ナス。ジャガイモ。トマト。
08月 ナス。トウガラシ。タマネギ。ニンニク。キュウリ。ピーマン。シシトウ。カボチャ。
09月 トウガラシ。ピーマン。ナス。オクラ。スイスチャード。クウシンサイ。モロヘイヤ。黒ニンニク。
10月 トウガラシ。ニンニク。クウシンサイ。ラッカセイ。スイスチャード。クリ。ラディッシュ。
11月 ラディッシュ。ブロッコリー。トウガラシ。サツマイモ。カリフラワー。ダイコン。メキャベツ。
ニンジン。
12月 ダイコン。カリフラワー。ブロッコリー。メキャベツ。トウガラシ。サツマイモ。ニンジン。
ジャガイモ。カブ。キクイモ。
今日は大晦。出荷実績品目をまとめていると、時々の様々な記憶が蘇ってきます。
年初に作った栽培カレンダーでは、67品目を栽培する計画でした。実際栽培できたのは57品目で、実行率85%。しかし、栽培はしたものの出荷できる品質や数量が得られず、失敗したものは19品目。栽培成功率は67%でした。計画外で追加栽培した品目は19品目。内5品目が失敗作。
締めて、栽培76品目、内失敗作14品目、成功率は68%でした。
新型コロナウイルスが猛威を振るい、日常が飛んでしまい、人と交わることもままならなくなりました。
来年には状況が少しでも好転して、さまざまな交流が復活できるよう願って止みません。
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